治療の流れFLOW

治療の流れ

01初診相談

ご予約のうえ、初診相談にお越しください。初診相談では、お口の状態を確認させて
いただいたうえで、歯並びの現状と問題点、考えられる治療法、予想される矯正装置、
治療期間、治療費など矯正治療の概要をご説明します。
患者さまの不安や疑問などもきちんとお伺いし、わかりやすくお答えします。

ご予約の電話番号0120-821-4550120-821-455

02精密検査

患者さまの噛み合わせやお顔の状態を把握するため、レントゲン・口腔内・
顔貌の写真撮影、印象採得(歯型の採取)などの精密検査を行ない、
必要な資料を揃えます。

03診断・治療計画のご説明

精密検査の結果をもとに診断し、適切な治療計画を立案します。
治療法・治療期間・治療費など、患者さまと話し合ったうえで一緒に決めていきます。
当院では、患者さまに充分ご理解・納得いただいたうえで治療を進めることを
大切にしています。
気になる点がありましたら、どうぞお気軽にお話ください。丁寧に説明させていただきます。

04歯磨き指導・クリーニング

正しい歯の磨き方の練習や、歯石や着色を除去するためのクリーニングを行ないます。
治療中は、装置がつくことで歯を磨きにくくなりますが、歯磨きの正しい方法を
身につけていただくことで、矯正治療中の虫歯や歯周病の発症を防げます。

05歯の移動

矯正装置を装着し、歯の移動を開始します。装置をつけたら、装置の取り扱い、
治療中の痛み、食事の注意点などについてご説明します。
治療中は1~2ヵ月に1回の割合で通院していただき、装置の調整や歯の状態の確認を
行ないます。

06保定期間・定期通院

目標の位置まで歯が移動し、歯並びが美しく整ったら矯正装置を取り外します。
矯正治療で移動させた歯は、そのまま放置すると元の位置に戻ろうと動く「後戻り」を
してしまいます。それを防ぐため、2~3年ほど「リテーナー」という保定装置を装着し、
歯並びを安定させます。保定期間中は数ヵ月に1回の割合でご来院いただき、
経過観察を行なっていきます。

07治療完了・定期メンテナンス

矯正治療が完了して装置を取り外した後も、美しく整った歯並びをいつまでも維持
できるよう、メンテナンスを続けることが大切です。後戻りしていないか確認するのは
もちろん、虫歯や歯周病のチェック、歯磨き指導やクリーニングなどを必要に
応じて実施します。

副作用・リスク

矯正治療の際のリスクには下記のような項目があります。

虫歯・歯周病

矯正治療の装置を装着した状態は歯磨きのブラシが届きにくい箇所ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

虫歯・歯周病

予防と対策

入念で適正なブラッシング、定期的な歯のクリーニング、フッ素塗布などのケアが有効です。
当院では矯正治療中の適正なブラッシングのご案内を行い、歯科衛生士による口腔内のクリーニングで虫歯や歯周病のリスクを軽減します。

矯正治療前に虫歯や歯周病治療が必要な場合

矯正治療の前段階で虫歯や歯周病は先立って治しておく必要があります。
矯正治療中の虫歯治療や歯周病治療は出来ないため、より悪化してしまう事を防ぐ必要があります。

矯正専門の歯科医院の場合、別の一般的な歯科医院で事前に虫歯、歯周病の治療を行わなければならない場合があります。キートス矯正予防歯科では本町通りデンタルクリニックと共同で一般の虫歯治療も歯周病治療も専門的に執り行っているため、一貫して専門性の高い口腔内のケアが可能です。

歯根吸収

歯根吸収とは、矯正治療中に歯根の長さが短くなってしまう症状の事です。
矯正治療中に歯にいろんな方向から力が加わり、歯が行ったり来たりして揺らされる現象(ジグリング)の期間が長い時に促進されてしまうと言われています。

歯根吸収

予防と対策

段階的に歯の根をレントゲン撮影することによってしっかりと歯根の状態の確認ができます。レントゲン(デンタル写真)を撮影して根の状態をモニターすることである程度の歯根吸収の回避が可能です。

殆どのケースでは問題になりませんが、この症状を起こされる患者さまは元々歯の根が細い、歯の根が短い、など根の吸収が既にされているような症状をお持ちのケースが多いです。矯正治療は患者さまそれぞれの状況をふまえ、些細な情報を見逃さず、どこまで治療を施せるかの適切な診断を行うことが大切です。
(※歯根吸収は矯正治療中必ずおこる症状ではありません)

歯肉退縮

歯肉退縮とは歯根が露出した状態の事です。
矯正治療時に歯を動かす際に無理な力を歯にかけられ、顎の骨からはみ出るような動きをてしまう事で、歯槽骨の吸収を引き起こし歯肉退縮の原因となる場合があります。
矯正治療で歯並びが美しくなったとしても、歯肉退縮が起きてしまうと審美的な見栄えが悪くなってしまったり、骨や歯茎の寿命が短くなってしまう可能性もあります。

歯肉退縮

予防と対策

矯正治療は歯の見栄えだけではなく、事前にきちんと診査診断を行い、周囲の骨や歯茎の状態も考えて慎重に治療を進めていく必要があります。
骨や歯茎、歯根の状態やバランスを考え、最適な治療を行うために綿密な矯正治療の設計を当院では得意としております。

顎関節症

矯正治療中に顎の痛みや、顎の関節により起きる音、顎が開きづらくなる、などの症状が起こる事があります。
しかしこれらの症状は矯正治療との因果関係は無いとアメリカ矯正学会が発表しております。
しかし痛みを覚えたまま矯正治療を継続させる事は患者様にとって苦痛なため結果続かなくなってしまいます。

顎関節症

予防と対策

対処法として、痛み止めのお薬の処方により殆どのケースでは数週間のうちに症状自体が引いていきます。
矯正治療は経過が大切です、顎を休めるためのマウスピースなどもございます、痛みや違和感を感じたら歯科医師にご相談ください。

失活歯

矯正治療中に噛む力や歯を動かす際の力が無理に加わり、歯の神経にダメージを受け、神経が失活してしまう事があります。歯の神経が過敏に反応してしまう方などに極稀に見られます。

失活歯

予防と対策

神経へのダメージは、神経への治療を施し補綴治療により回復を行います。違和感を覚えた際はすぐに歯科医師に相談をしましょう。

ブラック・トライアングル

歯と歯の間にできる三角形の隙間の事をブラック・トライアングルと言います。歯並びを矯正治療で治した際に、歯と歯の間の隙間の歯肉が下がり、三角形のような隙間ができる事があります。要因は、腫れていた歯肉が引き締まった際に歯と歯の間に隙間が出来る場合、がたつきのある歯をきれいに並べ替えた際に、歯の間の歯肉が横に引き伸ばされて高さが減ってしまう場合などが挙げられます。

ブラック・トライアングル

予防と対策

矯正治療の際にできるブラック・トライアングルは病気ではありません。歯肉退縮や歯槽膿漏とは異なり歯は健康な状態です。
見た目の隙間が気になる場合には隙間を小さく見せる治療方法もございますのでお気軽にご相談ください。

後戻り

矯正治療が終了しても、歯は元の位置に戻ろうと動いてしまう傾向があります。
リテーナー(保定装置)の利用後も顎の成長や歯周病、歯ぎしりなどの要因により後戻りが生じてしまう事があります。

後戻り

予防と対策

矯正装置の除去後にリテーナー(保定装置)で後戻りを最小限に抑えることが必要です。
キレイな歯並びを保つためにもしっかりと保定についてご説明いたします。
歯列矯正の治療後から2年はリテーナー(保定装置)を使用される事を推奨しておりますが、舌で歯を押してしまうなどの癖がある場合は、それよりも長い期間リテーナーを装着したほうが良い患者さまもいらっしゃいます。

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